メラニズム

ABV(アルコール度数) 5.3%
OG 1.062
FG 1.021
IBU(苦みの数値) 31
Water Rate(SO4/Cl) 0.4
Malt Pale ale
crystal malt light
Caramel Wheat
Oats
Spesial X
Chocolate malt
Roasted Barley
Hops Chinook
Mosaic DBL
Yeast San Diego Super
Water Ca 90
Mg 5
Na 24
SO4 14
Cl 34
​HCO3 289
Other Infusion:
64℃/60min
Fermenter:
18℃

久々のスタウトをリリース!!
ビール原料のモルトにはたくさんの種類があり、乾燥させただけの物、乾燥を強めにしたもの、キャラメルと同じようにしたもの、焙煎のように炒ったもの、などなど、焦がし方から、乾燥の違いまで考えると想像の通り、何通りにも広がる。
スタウトは、そのいくつのかの焦がしたモルト(又は麦)がビールの色に出てくる。
スタウトの難しいところは、焦がしたモルトを使うだけだと、どうしても味が単調になり、ただただ焦げ臭いビールになってしまうところだ。(弊社の考えですが、)
そのためスタウトを作る際にたくさんのモルトを混ぜる。
今回も7種類のモルトを混ぜるレシピで造られた。
もちろん一つ一つに意味があり、そのフレーバーや役割がきちんと製品にも表れている。今までの経験や初めて使う原料、一つ一つを実際に食べ、アロマやフレーバーを確認して入れる量を決めた。今回のスタウトはかなり手ごたえのある出来栄え。
このビールのコツとなる仕込み方は、チョコレートモルトや、ローステッドバーレイ、カラモルトなど色が黒いモルトはその他のモルトと別々にし、糖化終了後、麦汁濾過前に投入され、なるべくクリーンで渋みが出ない作り方をしている。以前、ワールプールにも入れたが、それはそれで今までにないフレーバーが引き立っていた。

肝心のビールは、今まで作ってきたビールの中で一番黒いカラー。
モルト由来の、ブラックコーヒー、カカオ、ナッツ、トーストの様なアロマ。酸味、甘み、アルコール感が調和し、程よく苦みが残ることで、余韻(フレーバー)が長く感じられます。とろけるようなオーツ麦のマウスフィールがいい感じに表れていて、ほんの少し窒素ガスを混合しています。

Pairing Foods:バニラビーンズが入ったアイスやクレープ 、チェダーチーズ、クリームチーズ 、ローストビーフ