ルロイ
Belgian Sour Ale
ABV(アルコール度数) | 9.0% |
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OG | 1.079 |
FG | 1.016 |
IBU(苦みの数値) | 52 |
Water Rate(SO4/Cl) | 0.6 |
Malt | Pale Ale, Munich, Caramel Munich2, Crystal 240, Caramel hell |
Hops | Boil WP Hop: African Queen |
Yeast | Belgian Ale O |
Other | Dextrose |
アビィ(トラピスト)イーストを使ったサワービールがリリース!
イーストの香りと乳酸菌の酸味が織りなす味わいが特徴のビールです!
トラピストビールは、特定のトラピスト会修道院で作られたビールのみが名乗れる名称で、このビールを作れるのは世界で11箇所だけです。
その味わいは修道院ごとに結構幅がありますが、傾向としてはハイアルコールで濃厚なビールが多いです。
このトラピスト会修道院以外で作られるトラピスト系ビールはアビィビールと呼ばれます。
(というお話は、ビール好きには周知の事実かもしれません)
今回のビールのベースは、モルトのカラメリック感しっかめの濃厚なアビィビールですが、なんとこのビールを乳酸菌でサワリングしてしまいました!
さらに、アビィビールらしく二次発酵もさせました。
味わいは、モルトのカラメリック感に、プラムやレーズンのような熟れたフルーツの香り、更に乳酸菌の酸味も相まって、赤ワインのような味わいに感じるというスタッフもいました。個人的にはフランダースレッドエールにも少し似ている気がします。
酸味はふつうのサワーエールに比べると穏やかで、かなり飲みやすいです。
現段階でも複雑な味わいですが、少し寝かせてもさらに味わいが変化していくかも。
ちなみにこのビールの名前は、昔の国語の教科書に掲載されていた作品「握手」に出てくる「ルロイ修道士」から名付けました。
しんみりと優しく、切ないお話です。
Pairing Foods:サラミの盛り合わせ、リパナチョス