初めましてのIPA

ABV(アルコール度数) 5.9%
OG 1.050
FG 1.005
IBU(苦みの数値) 72
Water Rate(SO4/Cl) 2.0
Malt Pale 2-Row, Carapils, Crystal 30L
Hops Cascade
Centennial
Chinook
Citra
Ekuanot
Mosaic
Dry Hop  6.5g/L
Yeast Danstar - American West Coast Yeast
Water Ca+2 120
Mg+2 5
Na+ 10
Cl- 51
SO4-2 100
HCO3- 0
Other Dextrose

「初めましてのIPA」

ここからクラフトビールにハマるきっかけでもいいのかなって思うIPAを作りたくて、クラフトビールに対しての「初めまして」のIPAを仕込みました。

すでにIPAを飲むかたで、このスタイルをきっかけにクラフトビールの虜になったというのも少なくないでしょう。
そんなクラフトビールにどっぷりはまってIPAを飲んでくださっている方に向けて、ほんの少しマニアックな説明にしてみました。
実はリパブリューでは沼津の水にミネラルを添加することによって少しづつスタイルに応じたテイスト、マウスフィール、原料のキャラクターを意識して水質調整をしています。
これを読んでくださってる方は、ミネラルウォーターで何が好きですか?
エヴィアン、いろはす、コントレックス、森の天然水、アルカリイオンウォーター、、、たくさんあるミネラルウォーターは
一つ一つのミネラルやアルカリ度などが違うことによってテイストやマウスフィール、体調を補助するというところまでたくさんの影響が出てきます。
今回のIPAはいつものIPAより水にフォーカスして仕込みました。
IPAはホップのキャラクターにフォーカスして仕込みをします。なので水もホップのキャラクターにフォーカスしています。
SO4(硫酸塩)を高くし、ホッピーなビールにしあげています。いつもなら、もっと多く入れますが、その分少し硬く、舌に残る苦みの時間も少し長くなってしまいます。
やや抑えめ、かつCl(塩化物)との比率を変えてやんわりモルトの味わいでバランスをとってみました。
とは言っても苦みと香りのバランスを感じれるように、しっかりと苦みは感じられます。
色は明るめ、アルコールは軽めで
発酵3日目にモザイク、カスケードを入れ、発酵終了時にまたホップを入れるダブルっぽいIPAの作り方で、面白い香りになりました。

ペアリングフードは、モツァレラチーズタップリのマルゲリータ、パテドカンパーニュ、鴨のコンフィーなどによく合います。

なかなか矛盾したような文章になってしまいましたが、是非フレッシュな出来立ての一杯を味わってください。