Blank Malt/Blank Hop
Pale Ale
OG | 1.047 |
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FG | 1.006 |
Malt | Canadian - Pale 2-Row |
Hops | Cascade 2.8g/L |
Yeast | American West Coast |
Other | Blank Hop: 65℃ Single Infusion Mashing 74℃ Sparge 20℃ Fermentation Blank Malt: 65℃-71℃ Infusion Mashing 74℃ Sparge 17℃ Fermentation |
今回リリースするビールは2種類ございます。
初めてつかう機材を目の前に、子供におもちゃを渡したかのようにテンションが高ぶり、水を使い、きらきらしながら指をしゃぶり、たくさんの妄想をしていました。
そして迎えた仕込み当日。この機材のポンテシャルはどこまであるのか、、、
エキスの回収率は?煮沸の強度は?発酵タンクの形状からなるエステルの香りは?冷却の強さは?ミルの粉砕具合は?発酵するのか?
数えきれない疑問と不安と好奇心の中、ビールをブランクとして仕込むことしました。
ブランクとは空白の値として使われる実験用語で、それを基準として考えます。例えば、色を測るときに水をブランクとしたりします。
そんな基準となるビールを醸しました。
そして、
1発目に仕込んだ
「ブランク【ホップ】」と
2発目に仕込んだ
「ブランク【モルト】」
二種類を同時にリリースします。
もちろん両者のブランクは【全く同じ原料】からなるペールエールです。
【ホップ】バージョンは、水をホップの香りが出やすいように硬度を調節し発酵温度やホップの量、添加のタイミングをずらした物。
【モルト】バージョンも、水をモルトの香りを重視して変え、発酵温度や粉砕の大きさ、糖化の温度をづらした物。
しかも
シングルモルト(SM)
シングルホップ(SH)
からくるSMaSH(スマッシュ)ペールエール
ホップは超シンプルにカスケードを使い、わかりやすいブランクに。
今回この二回の仕込みでたくさんのことを学びました。
大きいミスではなく、ここをこうしたらモット良くなるな。と、この2回の仕込みを生かして、3回目、4回目と仕込みが終了しています。
11月1日からスタートして、来年の11月1日には全60種類を仕込む計画を立てています。
すべて、一度きりの醸造。
一度一度、経験や今まで培った感覚をいたし、センスのある、いかれたビールを醸していきます。
是非、記念すべきビールで乾杯しましょう!!