Repubrew 醸造7周年記念
Jackpot Hazy

ABV(アルコール度数) 6.0%
OG 1.051
FG 1.007
IBU(苦みの数値) 27
Water Rate(SO4/Cl) 0.7
Malt Premium Pilsner、Oats、Wheat、Honey Malt
Hops NZ Cascade、Nelson Sauvin、Citra、Mosaic
Yeast British Ale Ⅰ+
Water Ca+2 162.0
Mg+2 9.2
Na+ 8.5
SO4-2 139.9
Cl- 189.2
HCO3- 52.9

Repubrew醸造7周年記念ビールの1つ、バイオトランスフォーメーションを最大限に利用したHazy IPAを私、湯浅が仕込ませていただきました。

酵母はアルコール発酵だけでなく、麦汁やホップの芳香属を別の物に変えていることが科学的に実証されました。
これがいわゆるバイオトランスフォーメーションというもので、無臭のチオール(硫黄化合物)を遊離させトロピカルアロマに、ゲラニオール(バラ香)をリナロール(ラベンダー香)、シトロネロール(柑橘香)等に変化させ、ホップのみでは成し得ない複雑かつ爆発的なアロマを生み出すことができます。

今回はCascadeをマッシュホップしチオールを抽出、ゲラニオールを多く含むコリアンダーシードを煮沸終了時に入れ、発酵と同時にホップを入れるディップホップにリナロールを多く含むCitra、チオールを多く含むNelson Sauvinを入れて、酵母はチオール遊離に特化したものを使用!存分にバイオトランスフォーメーションを起こした後に複雑で鮮烈なアロマを持つMosaicをドライホップしました!

カラーは濃いめのヘイジーイエロー、グラスからは爽やかな柑橘香とトロピカルアロマ。
口に含むとグレープフルーツの爽やかな香りとビターさ、タンジェリンオレンジのジューシー感、梨の様なリッチなアロマ、グァバのスィートさ、その他複雑な香りが口の中に広がります。
糖度は抑え目でスッキリ飲めますが、あえて付けたホップによるほんの少しの苦みとジューシーなアロマが重厚感を与え、飲みごたえを演出しています。

バイオトランスフォーメーションを最大限に利用するために、特殊な酵母(秘密)を使用。ホップ、酵母の相性を考え抜いた1杯!
…ですが、まぁ小難しい話は置いといて、酵母とホップの織り成すジューシーフレーバーなこのビールを飲んでRepubrewの醸造周年をお祝いしましょう!!

Pairing Foods:チーズ盛り合わせ、ガレット